本田圭佑の名言【ケガはチャンス】~プロフェッショナル500日の記録~
【本田圭佑の名言】
”ケガはチャンス”
ケガはチャンスの意味とは?
”ケガはチャンス”と聞いて
疑問に思われる方がいるかもしれません。
なぜなら、
ケガをしたらマイナスで復帰するまでに時間が掛かるし、
レギュラーの座なども失う可能性があります。
むしろ”ケガはピンチ”なはずです。
では、本田圭佑選手にとって、
ケガはチャンスなのか解説していきます。
”ケガはチャンス”という意味は、
ケガというものをただのリハビリで終わらせるのではなく、
ケガというものを前向きに捉えて、
リハビリ中もパワーアップして進化した自分を作るということです。
右膝半月板損傷 ~プロフェッショナル500日の記録~
このケガはチャンスという名言が生まれたのは、
本田圭佑選手がロシアのCSKAモスクワに所属していた時。
本田選手は相手選手のタックルにより、
負傷し途中交代を余儀なくされます。
その後、膝へのダメージが大きかったため、
半月板の摘出手術が行われました。
その時、NHKの取材に対して、このように語っています。
「ケガしてやっぱり思ったんですけど、オレってやっぱりチャンスやな~と」
NHKの取材スタッフも予想していなかった発言に驚いたようです。
普通であれば落ち込むはずです。
日本代表の試合にも行けないし、本田圭佑の最終目標の
レアル・マドリードと対戦があったのに出場が出来なくなったからです。
本田選手はネガティブに考えても何も解決しないし、
すぐにケガしたことをポジティブに切り替えました。
その後、すぐにリハビリを開始し、
本田圭佑選手の弱点と言われる瞬発力の強化に乗り出しました。
これまでの、本田選手といえば相手に体を寄せて、
キープする強靭なフィジカルを見せていたのですが、
相手との接触も多くなるためケガに繋がるリスクがありました。
けれど、このリハビリの強化によって、
ケガするまえよりも瞬発力の向上に成功し進化して帰ってきました。
日本代表の最終予選やロシアリーグでも、
瞬発力で相手を置き去りにしてゴールするという
今までにないバリエーションが増えました。
これこそが、本田圭佑選手のいう
”ケガはチャンス”ということなのです。
このNHKのプロフェッショナルの番組の最中に、
ケガをしている本田選手が関西大学で講演会をするシーンがあります。
そこでこのように語られています。
「ケガして辛いことがある。悩みがある。
その悩みや問題をどの角度から見るかが大事。
ケガしてすごい辛い問題に見えるかもしれない。
恐らくみなさんは同情の目を持って、
辛い方(ネガティブ)の角度から僕をみてくれているのでしょう。
でも僕は反対(ポジティブ)の角度から見ているからチャンスになるんです。
その考える技術を身につけて高めて欲しいです。
そうすればどんな困難が起きたとしてもポジティブに対応できる。」
とても良いこと言っていますよね。
物事をどの角度から見るかによって、それがチャンスになると。
本田圭佑選手が普段ポジティブな理由がこれで何となく分かるかと思います。
是非、この物事を考える技術というものを身につけて
何事もポジティブに対応できれば、
本田選手のように人生変わるかも知れませんね。